民法のテキスト活用方法

今回は民法のテキストの読み方について紹介したいと思います。

 

民法のテキストについては、以前のブログでもご紹介したように、『郷原豊茂の民法まるごと講義生中継Ⅰ総則・物権編』という公務員試験用のテキストを使用していました。

 

 

 

なぜ私がこのテキストを選んだかというと、

1、立ち寄った書店にあったから(笑)

2、公務員用のテキストは大学生の初学者向けに作られており、かなり分かり易く書かれているため、独学には最適だから

3、中身が黒と赤の2色刷りだったから

 

 

3番目に関しては完全に好みの問題ですが…

私は結構マーカーを引いたり、テキストに書き込んだりする方なので、最初から色が沢山使われているとごちゃごちゃしてどこが大切なのか分からなくなってしまうことが多いです。

なので、テキストはできるだけ2色刷りのものを選ぶようにしています。

 

 

と、まあこれは余談ですが、

今回は民法」のテキストを読むポイントをお伝えしたいと思います。勿論、テキストは上記のものに限らず、自分に合ったものを選ぶと良いでしょう(^。^)

 

 

 

 

 

民法を学ぶ時に躓く理由は、その複雑性にあると言えます。

民法は、総則、物権、債権、相続といった内容から成るのですが、一つの取引につき一つの内容が関わってくるのではなく、複数の知識が必要になってくるからです。

 

例えば「AがBから土地を買った」という行為一つに関しても

所有物の移転=物権、代金の引渡し=債権

という風に様々な条文が絡んでくるわけです。

 

 

 

 

☆そこで、何回かテキストを読むといってもただ読むだけでなく、次のようなテキストの読み方をすると良いかと思います。

1回目:分からなくても深追いせず、さらっと読む。(事例は場面を想像しながら)

2回目:同じ話が出てきたら、前のページ番号をメモしながら読む。(繋がりを意識)

3回目〜:問題を解きながら、分からなかったところを中心に“理解”することを目的として読む。

 

 

 

1回目は、?と思っても、我慢してさらっと読んでしまいましょう。

1回テキストを通し読みすると、何となく民法の全体像が見えてくると思います。そして、1回読むと気づくと思うのですが、何度も同じ言葉が出てきたり、同じような事例だったり、「既視感」を感じることがあると思うのです。

そこで、2回目に読む時には、より理解を深めるために民法の「繋がり」に注目しながら読み進めていってみましょう。やり方は、上記に限らず自分のやりやすいように!

そして、3回目以降は、内容をきっちり理解するための補充として読むと良いかと思います。

 

 

 

 

 

そうそう、私がこのテキストをこんなに(笑)推す理由ですが、“1回目から面白い”と感じたからです。

 

何の勉強をする時でも、もっと噛み砕いた表現で書いてくれたらいいのにとか、興味がわかないとか感じることが多いんですよ。特に初めての分野の時はそうです。分かり始めたら楽しくなるんですが、そのスタートで躓いてしまったら元も子もありません

 

楽しみながら勉強できるのが一番よいことだと思うので、私が個人的に面白く、読みやすいと感じたテキストをオススメしてみました(o^^o)

 

 

 

 

内部監査士試験については、民法基本的な内容しか出ません。なので、テキストを数回読むだけでも、基礎的な部分をしっかり押さえておけば、点数はかなり伸びると思います!

自分に合ったテキスト、勉強方法で合格点目指しましょう!!